エダマメ赤かび病
発生の生態
発生の原因
- エダマメ赤かび病の病原菌は主にかび(糸状菌)の一種Fusarium avenaceum(フザリウム・アベナセウム)です。
- 本菌はムギ類の赤かび病の病原菌と同じです。
病徴
- 本病はエダマメの莢に発生します。
- はじめ莢に淡褐色の病斑を生じ、その後病斑部は少しくぼんで白色または淡紅色の菌糸が見られます。
- 発病した莢の種子は一面白色の菌糸に覆われており、種子が乾いても縮小せず不整形となります。
伝染方法
- エダマメ赤かび病は種子伝染すると思われます。
- 莢の病斑上に胞子を形成し、風雨によって周辺の株に伝染します。
- 伝染経路や感染機構についてはよく分かっていません。
発生条件
- 本病は生育の中、後期に発生し、多湿条件で発生が多くなります。
防除のポイント
耕種的防除
- 健全種子(無病種子)を使用しましょう。
薬剤的防除
- 最新の登録農薬を確認し、使用法に従い正しく使用しましょう。
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